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新橋 (17) 新橋駅烏森口

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世の中、表も有れば裏もある。
東京裏23区』(本橋信宏著・大洋図書)を読む。
<消えた売春街、奇妙な殺人事件… 「住みたい街」の正体、こんな裏があった>という謳い文句を枕にして、東京23区ごとに諸々、裏路地のダークゾーンを歩く旅を著した怪著であった。
普段歩いている街も当著を読めば、一寸違った視点や感情で街を見ることになるだろう。

当著によると、写真・新橋駅前のSL広場は、終戦後、都下最大の闇市があった場所らしい。
確かに、駅前にある広場、多種多様な人々が集まり散じて行く活気のある地は、闇市の名残りを感じなくもない。
通行人の中には犯罪者や失踪者も混じり、公安警察や指名手配犯を追う刑事たちの姿も混じっている、だとさ。

# by ptaro2009q2 | 2024-03-14 23:20 | 東京

新橋 (16) 新橋駅烏森口

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新橋駅周辺、烏森口の広場はいつも賑やか。
サラリーマン、庶民の活力が漲る地である。
SL機関車前が待ち合わせ場所の定番であるが、昼間は意外にそれらしき人影は少なかった。


311、あれから13年
2万9千人が今なお避難中。フクシマ第一原発廃炉未だ見通せず。
此処まで来ると、「人災」の色も濃くなって来るナア。
真っ当な日常が戻って来ない方々が未だこれほど多いことに何とも胸が痛む。
その後に起きた熊本や今年の能登の地震も、一日も早い復興を願うのみである。

我が人生でも忘れぬ日として記憶される311。
当ブログでも何度か書いているが、その日は勤務先である半蔵門前の高層ビル上階で地震に遭遇。
当時偶々会社の代表者の立場にあり、同僚の避難誘導、そして海外拠点からの安否確認の連絡で暫く忙殺された。
幾らか落ち着いた後は千葉西部の自宅まで凡そ40km近く、夜を通して歩くことを決意、寒い夜ラジオの実況を聴きながら夜通しアリの行列の如く歩きに歩いた。自宅着は午前4時半頃だったか。その後も避難用に神戸にレンタルオフィスを構え現地と往復する変則勤務の時期が数ヶ月続いた。
地震大国ニッポン、かくなる思い出、繰り返したくはないが、相手はなにせ地球、今後も不安はやはり拭えない。

吉村昭『三陸海岸大津波』なる古い文庫本、先ほど読了。(本棚を片付け中に偶々見つけた未読の本)
311ではなく、明治29年、昭和8年、そして昭和35年に三陸海岸を襲った三度の大津波について、それぞれ前兆、被害、救援の様子を体験者の証言を元に再現した書。歴史に学びたい。



# by ptaro2009q2 | 2024-03-11 14:42 | 東京

神田 (29) 神田駅西口

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居酒屋が軒を連ねる神田駅西口。
個性的な佇まいの店も多く、特に昭和レトロ調にココロ惹かれる。



東京大空襲
79年前の今日。1945年3月10日,東京大空襲があった日。X(Twitter)でもトレンドになっていた。
米軍B-29約300機が来襲し,約1700tの焼夷弾を投下。
死者8万人以上,罹災者100万人以上とされる。
数々の空襲の写真を拝見、身近な場所で起きていた戦争の無残さ、恐ろしさを体感。
併せて、一面焼け野原となった風景から現在の東京をイメージした者は当時皆無であっただろうとの感慨も湧く。
安易に「昭和レトロ」を喜んでいるのは聊か無邪気すぎか。



# by ptaro2009q2 | 2024-03-10 08:39 | 東京

銀座 (11) 数寄屋橋交差点

銀座 (11)      数寄屋橋交差点_b0408745_22284249.jpeg



銀座、数寄屋橋のスクランブル交差点の模様。少しロウアングルで。
やはり、渋谷駅前の交差点と比べると、それとない落ち着きと上品さがある。

今更述べるのもナンであるが、この交差点の一角にあったソニービルはすっかり姿を消してしまったなあ。
調べてみると2018年には取り壊しが完了して2年間ほどは「銀座ソニーパーク」なる公園状の平地となっていたようだ。
個人的には、恥ずかしながら、全くノーマークで何が起こっているのか気付いていなかったナア。
旧ビル、NYのグッゲンハイム美術館同様、ビルの各階が「らせん状」に繋がるユニークな形式のビルであったことを思い出す。時計回りに上階へ進む仕組み。ソニー製品がフロアごとに分かれて陳列されており、実際にその製品をデモ操作出来る楽しみもある遊び心に満ちたビルであった。流石は世界の最先端行くソニーだな、と当時感心していたものであった。
1Fにあった英国パブやB3のマキシム・ド・パリ、上階にあったサバティーニ(←外人サン接待用)も懐かしい。
建て替えられる次のビル、さてどんな趣向が凝らされることか、楽しみである。




訃報: 漫画家・鳥山明氏 68歳
漫画には詳しくないのだが、この訃報への反響、特に海外からの反響の大きさに驚いた。
X(Twitter)に寄せられるコメントの多いことよ。
世界に日本のMANGAを広げた大功労者で、国葬を行うべき、イヤ国民栄誉賞を、の声も多し。
海外からは特にサッカー関係者からの追悼が目についた。
フランス大統領まで鳥山氏の訃報に追悼の意を表明されるXコメントあり。
それにしても、68歳での死去は早い。我れと同じ歳。漫画家さんの人生、壮絶なんだろうな。お悔み申し上げます。


# by ptaro2009q2 | 2024-03-09 00:30 | 東京

津田沼 (1)

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此処10年、20年、街の書店の数が凄まじい勢いで減少している。
活字離れに加え、ネットの普及による紙の出版物の不振やオンライン販売の伸長により、苦境が構造化している。
我が街でも最寄り駅の駅ビル内にあった書店が閉店となり、残るは駅前のイオンモールに大型書店が一軒あるだけであり、何かと物足りない。(とは言え、自分も最近は本屋ではなくAmazon経由で書籍購入する機会が増えている。)

本日ネットで、「経済産業省が大臣直属の『書店振興プロジェクトチーム』を5日設置し、書店の本格的支援に乗り出す。」との記事を見かけた。(讀賣新聞)

読書イベントやカフェギャラリーの運営など、個性ある取り組みを後押しする方策を検討する、とある。
思わず、へえ〜、と声が出た。
総論としては賛成だが、各論、すなわちどんな方策で支援をして行くかについては中々簡単ではなかろう。
地方差もあるし、書店だけでなく出版元や作家さん達ほか支援対象となる関係者の幅も無限に広い。
何処で何をどうやって進めて行くのか。どの位の予算がつくのであるか?
文部科学省や文化庁ではなく、経済産業省というのも面白い。
兎に角お国が書店を支援、というのは、チョイと意表を突く企て。良い意味で違和感を抱くものであるが、興味ある試みでもあり、事態を見守りたい。
なにぶんお役所仕事ゆえ「仏作って魂入れず」とならぬよう願ってやまない。


写真は新京成線・新津田沼駅に隣接するイオンモールに新装再開店した書店。
書店脇にはソファーが並ぶカフェが併設されており、これが最近の大型書店の標準スタイルとなっているようだ。
深いソファーにゆったり沈んで購入したばかりの本を読むのは愉しいこと哉。
米国の書店チェーン “Barnes & Noble”(←スタバを併設)をのリラックスした店内風景を思い出した。




# by ptaro2009q2 | 2024-03-07 23:45 | 千葉

東京、日本、世界の街歩き


by ptaro2009q2