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柳橋 (2)

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神田川が隅田川に合流する河口部に架かる「柳橋」。
この橋から見る景観が好きで、時々此処にやって来る。
柳橋地区は江戸中期からある古き花街、当時より商人や文化人の奥屋敷となっていた。
昭和初期には60軒を越す料亭があったとのこと、戦前は正岡子規や島崎藤村、戦後も池波正太郎ら有名人も出入りしていたことで知られる街であるが、その後高度成長期の隅田川河川汚染などもあり街は衰退、1999年には最後の料亭「いな垣」が廃業し、200年の花街の歴史に幕を降ろした。
最近気が付いて愕然としたが、橋の近くにあった料亭、それを囲んでいた粋な黒塀が取り壊されてマンションが建造中、僅かに残っていたこの街の痕跡が消えて行くことに失望を覚えた。
あとこの街の歴史を証明するのは橋の両岸ふもとにある小さな舟宿や屋形舟だけである。残って欲しい景観である。

by ptaro2009q2 | 2020-01-31 06:23 | 東京

蔵前 (2)

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浅草橋駅から江戸通りを北上、この地区、古きの中に新たなカルチャーを発信する店が続々開店と聞いて、さて何が現れるのかと興味津々で歩く。
「蔵前」という町名は江戸時代に幕府の米蔵があったことに由来するとか。
関東大震災によって当時の面影は失われたものの、戦後モノづくりを地場産業として栄えた地としてまだまだノスタルジックな空気が残っている。
その最たるお店に遭遇、玩具問屋「酒井勝商店」。
おもちゃ屋さんというか、駄菓子屋さんというか、昔はどこの街にもあった子供に大人気のお店。
店先にはご老人達が足を止め懐かしそうに雑然と並べられた遊具や人形などを見ている。
電子玩具とは無縁の極めて原始的なおもちゃばかりの店、昭和30年代以前の絶滅危惧種か?
こんなもので経営成り立つのかと聊か気になるが、心配は野暮か。昭和の原風景に心和むひとときであった。

by ptaro2009q2 | 2020-01-30 09:52 | 東京

蔵前 (1)

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夜中の豪雨が嘘のように、お昼前からは4月の陽気。
てなことで午前から都内徘徊に出掛けた。
本日のターゲットは「蔵前」なり。
「蔵前」と言うと、我が世代では、以前の大相撲の国技館があったところ、それから玩具やひな人形などのお店・卸問屋が並ぶ下町の街であったが、最近は随分と大きな変貌を遂げている。
少々記憶が定かではないが、テレビ東京の『アドマチック天国』でも、新たな起業家が高感度な店を続々と開店して、今やニューヨークのマンハッタンと川一本隔てたブルックリン地区と比類しうる新興街と最近特集されておった。
いや、確かに蔵前、従来は問屋さんや倉庫など多く、いささかカビ臭い街ではあったが、都心に近い割には比較的安い地価に注目して新しい世代の起業家達が倉庫などを改築し、新感覚、高感度な店を開き始めている。
新たな息吹を感じさせる街、確かに街角のあちこちで小さな驚きを感じさせられ、その総和として大きな驚きを新たに招く街に思える。
昭和中期、それ以前からのレトロなお店も残り意地をみせており、新店とのギャップ感も又面白い。

by ptaro2009q2 | 2020-01-29 14:02 | 東京

長崎 (5) 亀山社中

長崎 (5)   亀山社中_b0408745_17515238.jpeg

長崎市内をお散歩、大きな念願だった亀山社中へ。
坂本龍馬 海援隊が起こした日本初の商社とされ、グラバー氏から艦船や銃を買い込み薩長同盟結成に貢献した。
同所へ向かう途中は長い登り坂が続く。振返ると海。階段には時に猫。
150年の時空を越えて龍馬の昂揚感を共有出来たような気分。
そして、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』で観た龍馬の仲間たち、近藤長次郎、沢村惣之烝らの顔が浮かぶ。
海援隊の諸君はこの坂道でさぞ足腰鍛えられたことであろう。


by ptaro2009q2 | 2020-01-28 08:09 | 長崎

長崎 (4) 長崎新地中華街

長崎 (4)  長崎新地中華街_b0408745_08105491.jpeg

3年前のちょうどこの日、長崎に初見参。
定年年齢をかなり前にして外資系サラリーマン生活に一応のピリオドを打ち、自分自身にご苦労さんの意味を込めて3泊4日の佐賀・長崎旅に出たのであった。
初めての長崎、中国の旧正月を祝う「春節祭」を起源とするランタンフェスティバル開催中で街中とても賑やか。特にこの中華街は特設会場に大型のオブジェが幻想的に飾られ色取りも鮮やか、片手にビール、片手に中華街で買った豚角煮饅頭を持ち、雑踏をぶらついた。
異国情緒というよりは異国そのものの雰囲気は新鮮、さぞかしかの坂本龍馬がこの長崎の地を踏んだときには大きな刺激を受けたことであろうこと、容易に想像出来たものだ。


by ptaro2009q2 | 2020-01-27 08:37 | 長崎

亀戸 (1) 亀戸天神

亀戸 (1)  亀戸天神_b0408745_08464890.jpeg

都内で所用済ませた後、亀戸天神で「うそ替え神事」なる行事を開催中(24、25日)とのことで出向くことに。
「うそ」はスズメ科の鳥、幸運を招く鳥とされ、毎年新しいうそ鳥に替えるとこれまでの悪い事が「うそ」になり一年の吉兆を招き開運・出世・幸運を得ることができると信仰されてきた。
うーん、沢山の悪いことがある我が身には、あやかりたいこと多し、さてどんなものであろうか。
九州大宰府天満宮を模した三つの橋を渡り境内進むも、やはり大混雑。過去にも同じ経験があったが参拝には長蛇の行列で戦意喪失、ほとほとに引き揚げることにした。
世の中、過去のうそを洗い流したい御仁は大勢いらっしゃるようだ。
「うそ」はちいさな鳥、大きなうそはいかんぜよ。

by ptaro2009q2 | 2020-01-26 08:50 | 東京
神田 (7)  自転車のある風景_b0408745_09103392.jpeg

人との待ち合わせ、若い頃は約束時間のせいぜい5分前に集合場所に到着するのが常だったが、齢重ねた昨今は大体30分以上前には現地に到着することにしている。
自由に出来る時間が増えたことが最大の理由ではあるが、早く到着する精神的余裕を味わいたい、とか、約束場所周囲を前もって一人ぶらつく楽しみも悪くない。
その日は神田駅に集合の約束だったが、所用を早めに済ませて50分前には現地到着、駅のガード下の賑やかな飲食店街をゆっくりぶらつくことにした。
ある居酒屋の店頭にある自転車が目を引いた。
随分昔風のゴツい大型自転車である。泥やサビにまみれているが、これは意図した露悪趣味であろうか。
ちゃんと台の上に置かれ、夜間は下からはライトで照らす仕組みか。
同じ自転車でも、渋谷や青山の通りにディスプレイされている外国製の洒落たレース用自転車やマウンテンバイクとは対照的な昭和の国産クラッシック自転車、なかなか歴史ある街 、庶民の街・神田らしくてヨロシイ。
飾ることなく丈夫で長持ち、か。
微笑ましい気分でシャッターを押している時に、後ろから乱暴に肩を叩く御仁あり。
待ち合わせをしているH先輩であった。彼も私同様に時計が30分早い人であった。
この日は約束時間の40分前、「お互い早いネ!」と笑い合った。

by ptaro2009q2 | 2020-01-25 09:52 | 東京

南青山 (2)

南青山 (2)_b0408745_08204262.jpeg

南青山ぶらぶらお散歩、目につくものが総じて洒落ている。
建物やディスプレイされた商品、色彩やデザイン、海外発のものを含めて現代的センスのシャワーを浴びるような気分あり。
路地でふと目にしたオブジェ、松の木の下に「本」という字。これも看板か?
近くに寄ると手書きで意味不明ぽい言葉が乱れ並ぶ。
そもそも「本」の字が傾いている。何を意味しているのであろうか。
兎に角不思議系である。
右側足元には黄色の矢印が無造作に置かれているが、矢印は建物の下、妙な箇所に備えられたガラス窓を指しているようだ。
どうも本屋さんであることを示しているのだろうが、どこが入り口だかも分からずその場を去ることにした。
後で思うに、アレは本当に本屋だったのか、そうであればどんな本屋であったのか、気になって来た。
総花的な、売れ筋の本を扱う店よりは、一定のジャンルやテーマを専門的に扱う本屋の方がずっと面白い。この本屋もマニアックな店であれば面白い。
もう一度行ってみようと思いながら随分経つが、まだ至っていない。

by ptaro2009q2 | 2020-01-24 10:14 | 東京
愛知 犬山 (1)  明治村 旧・帝国ホテル_b0408745_08021668.jpeg

5年前の今頃のこと、世界の建築家三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライト設計による帝国ホテルに明治村で遂にご対面! 長年の強い強い憧れだった。
ガイドさんの説明を聞きながら此処で長い時間を費やした。
年を取るともう滅多にないことだが、その独特な幾何学模様のファザードを目にした瞬間から、ずっと体中に電気が走り続けた。
館内を歩き廻り、構造、装飾、家具、あらゆるディテールに強いこだわりを施した様子に感動しっぱなしであった。
安易な言葉では言い表せぬ、いやもう、死んでも良い、と思った。(笑)
書きたいことは山のようにあるが、あり過ぎて何から書いて良いのか分からない。また別の機会ということにしよう。

by ptaro2009q2 | 2020-01-23 08:34 | 愛知

南青山 (2) PRADAビル

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21世期となった2000年代前半あたりから、東京・表参道から青山周辺には国内外の著名建築家による斬新な建築物が続々と建ち、一躍この地域は「世界的な建築の宝庫」と評されることとなった。
これら未来的な建築群の出現は、まさに新しい世紀の幕開けに相応わしいものに思えたものだ。
地下鉄・表参道駅から青山みゆき通りを南の方向へ徒歩5分ほど、緩やかな下り坂の先にひときわ目をひくガラス張りのビルがある。
PRADAブティック青山店。
言わずと知れたミラノ発祥のブランドショップ。
2003年竣工、ヘルツオーク・ド・ムーロンというスイスの建築家の作品。あの北京のオリンピックスタジアム「鳥の巣」の設計でも知られる。
初めてこのビルを見たのは、ロンドン拠点から来た英人同僚と一緒に顧客訪問をした日の夜だった。
仕事の後、赤坂で一緒に夕食をとっている時に、東京に新しい革新的なビルができたので見に行きたいという話が出て、付き合うことにした。得てして、こういう東京新名所の情報は外国人の方が早く興味を持つケースが多いものだ。
夜も更けた青山の路地に現れたガラス張りの塊(カタマリ)、いや大きな衝撃を受けた。
鉄柱やコンクリートという従来建築のコンセプトを覆す全面菱形ガラスの集合体、初めて見た驚き。
ビル内の照明で、内部の様子も遠くから伺える。暗闇に浮かぶ金魚鉢か、いや人間の胎内がイメージされる何とも異様なビルにも思えた。
有名ブランドショップを具現化する「高級感」「斬新」「革新性」「洗練」「個性的」、色んな言葉が頭の中を渦巻く。一般人を容易に近ずかせぬ多少の「いやらしさ」もあるか。
思えば、どうもこのビルを見たことを契機に我が東京建築巡りは本格化したのであった。


by ptaro2009q2 | 2020-01-22 10:32 | 東京