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カテゴリ:東京( 137 )

四つ木(1) 木根川橋

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古い街並みを歩こうか、と京成線四ツ木駅で下車、下町の住宅街を歩く。
随所にまだ昭和が残る街並みに静かな安らぎ覚える。
次に都心方面に向かおうかと、荒川に架かる大橋を渡る。
スカイツリーを左方に仰ぎ、幾何学模様の立体橋がクール。万華鏡の中を覗いているような。
丁度奇跡的に車両も通行しておらず、スッキリとした一枚が撮れたことに満足した。
その日自宅に戻ってこの橋のことを調べようとしてチョイと吃驚。
あのさだまさし氏がまだ若き頃、この橋のことを歌にしていたらしい。
長崎からバイオリニストを目指して上京したさだまさし、四ツ木の中学校で青春時代を過ごしたことからこの橋の名がつく曲を発表したのだという。都内でも余りスポットライトが当たらぬ地味なこの地にさだまさしが生活をしていることに意外感と興味を抱いた。
YouTubeで「木根川橋」の曲を聴く。
初めて聴いたのだが、さだ氏お得意の長セリフも入り、青春時代の酸っぱい情景がセピア色に浮かぶ懐かしい歌であった。


by ptaro2009q2 | 2020-02-01 10:42 | 東京

柳橋 (2)

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神田川が隅田川に合流する河口部に架かる「柳橋」。
この橋から見る景観が好きで、時々此処にやって来る。
柳橋地区は江戸中期からある古き花街、当時より商人や文化人の奥屋敷となっていた。
昭和初期には60軒を越す料亭があったとのこと、戦前は正岡子規や島崎藤村、戦後も池波正太郎ら有名人も出入りしていたことで知られる街であるが、その後高度成長期の隅田川河川汚染などもあり街は衰退、1999年には最後の料亭「いな垣」が廃業し、200年の花街の歴史に幕を降ろした。
最近気が付いて愕然としたが、橋の近くにあった料亭、それを囲んでいた粋な黒塀が取り壊されてマンションが建造中、僅かに残っていたこの街の痕跡が消えて行くことに失望を覚えた。
あとこの街の歴史を証明するのは橋の両岸ふもとにある小さな舟宿や屋形舟だけである。残って欲しい景観である。

by ptaro2009q2 | 2020-01-31 06:23 | 東京

蔵前 (2)

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浅草橋駅から江戸通りを北上、この地区、古きの中に新たなカルチャーを発信する店が続々開店と聞いて、さて何が現れるのかと興味津々で歩く。
「蔵前」という町名は江戸時代に幕府の米蔵があったことに由来するとか。
関東大震災によって当時の面影は失われたものの、戦後モノづくりを地場産業として栄えた地としてまだまだノスタルジックな空気が残っている。
その最たるお店に遭遇、玩具問屋「酒井勝商店」。
おもちゃ屋さんというか、駄菓子屋さんというか、昔はどこの街にもあった子供に大人気のお店。
店先にはご老人達が足を止め懐かしそうに雑然と並べられた遊具や人形などを見ている。
電子玩具とは無縁の極めて原始的なおもちゃばかりの店、昭和30年代以前の絶滅危惧種か?
こんなもので経営成り立つのかと聊か気になるが、心配は野暮か。昭和の原風景に心和むひとときであった。

by ptaro2009q2 | 2020-01-30 09:52 | 東京

蔵前 (1)

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夜中の豪雨が嘘のように、お昼前からは4月の陽気。
てなことで午前から都内徘徊に出掛けた。
本日のターゲットは「蔵前」なり。
「蔵前」と言うと、我が世代では、以前の大相撲の国技館があったところ、それから玩具やひな人形などのお店・卸問屋が並ぶ下町の街であったが、最近は随分と大きな変貌を遂げている。
少々記憶が定かではないが、テレビ東京の『アドマチック天国』でも、新たな起業家が高感度な店を続々と開店して、今やニューヨークのマンハッタンと川一本隔てたブルックリン地区と比類しうる新興街と最近特集されておった。
いや、確かに蔵前、従来は問屋さんや倉庫など多く、いささかカビ臭い街ではあったが、都心に近い割には比較的安い地価に注目して新しい世代の起業家達が倉庫などを改築し、新感覚、高感度な店を開き始めている。
新たな息吹を感じさせる街、確かに街角のあちこちで小さな驚きを感じさせられ、その総和として大きな驚きを新たに招く街に思える。
昭和中期、それ以前からのレトロなお店も残り意地をみせており、新店とのギャップ感も又面白い。

by ptaro2009q2 | 2020-01-29 14:02 | 東京

亀戸 (1) 亀戸天神

亀戸 (1)  亀戸天神_b0408745_08464890.jpeg

都内で所用済ませた後、亀戸天神で「うそ替え神事」なる行事を開催中(24、25日)とのことで出向くことに。
「うそ」はスズメ科の鳥、幸運を招く鳥とされ、毎年新しいうそ鳥に替えるとこれまでの悪い事が「うそ」になり一年の吉兆を招き開運・出世・幸運を得ることができると信仰されてきた。
うーん、沢山の悪いことがある我が身には、あやかりたいこと多し、さてどんなものであろうか。
九州大宰府天満宮を模した三つの橋を渡り境内進むも、やはり大混雑。過去にも同じ経験があったが参拝には長蛇の行列で戦意喪失、ほとほとに引き揚げることにした。
世の中、過去のうそを洗い流したい御仁は大勢いらっしゃるようだ。
「うそ」はちいさな鳥、大きなうそはいかんぜよ。

by ptaro2009q2 | 2020-01-26 08:50 | 東京
神田 (7)  自転車のある風景_b0408745_09103392.jpeg

人との待ち合わせ、若い頃は約束時間のせいぜい5分前に集合場所に到着するのが常だったが、齢重ねた昨今は大体30分以上前には現地に到着することにしている。
自由に出来る時間が増えたことが最大の理由ではあるが、早く到着する精神的余裕を味わいたい、とか、約束場所周囲を前もって一人ぶらつく楽しみも悪くない。
その日は神田駅に集合の約束だったが、所用を早めに済ませて50分前には現地到着、駅のガード下の賑やかな飲食店街をゆっくりぶらつくことにした。
ある居酒屋の店頭にある自転車が目を引いた。
随分昔風のゴツい大型自転車である。泥やサビにまみれているが、これは意図した露悪趣味であろうか。
ちゃんと台の上に置かれ、夜間は下からはライトで照らす仕組みか。
同じ自転車でも、渋谷や青山の通りにディスプレイされている外国製の洒落たレース用自転車やマウンテンバイクとは対照的な昭和の国産クラッシック自転車、なかなか歴史ある街 、庶民の街・神田らしくてヨロシイ。
飾ることなく丈夫で長持ち、か。
微笑ましい気分でシャッターを押している時に、後ろから乱暴に肩を叩く御仁あり。
待ち合わせをしているH先輩であった。彼も私同様に時計が30分早い人であった。
この日は約束時間の40分前、「お互い早いネ!」と笑い合った。

by ptaro2009q2 | 2020-01-25 09:52 | 東京

南青山 (2)

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南青山ぶらぶらお散歩、目につくものが総じて洒落ている。
建物やディスプレイされた商品、色彩やデザイン、海外発のものを含めて現代的センスのシャワーを浴びるような気分あり。
路地でふと目にしたオブジェ、松の木の下に「本」という字。これも看板か?
近くに寄ると手書きで意味不明ぽい言葉が乱れ並ぶ。
そもそも「本」の字が傾いている。何を意味しているのであろうか。
兎に角不思議系である。
右側足元には黄色の矢印が無造作に置かれているが、矢印は建物の下、妙な箇所に備えられたガラス窓を指しているようだ。
どうも本屋さんであることを示しているのだろうが、どこが入り口だかも分からずその場を去ることにした。
後で思うに、アレは本当に本屋だったのか、そうであればどんな本屋であったのか、気になって来た。
総花的な、売れ筋の本を扱う店よりは、一定のジャンルやテーマを専門的に扱う本屋の方がずっと面白い。この本屋もマニアックな店であれば面白い。
もう一度行ってみようと思いながら随分経つが、まだ至っていない。

by ptaro2009q2 | 2020-01-24 10:14 | 東京

南青山 (2) PRADAビル

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21世期となった2000年代前半あたりから、東京・表参道から青山周辺には国内外の著名建築家による斬新な建築物が続々と建ち、一躍この地域は「世界的な建築の宝庫」と評されることとなった。
これら未来的な建築群の出現は、まさに新しい世紀の幕開けに相応わしいものに思えたものだ。
地下鉄・表参道駅から青山みゆき通りを南の方向へ徒歩5分ほど、緩やかな下り坂の先にひときわ目をひくガラス張りのビルがある。
PRADAブティック青山店。
言わずと知れたミラノ発祥のブランドショップ。
2003年竣工、ヘルツオーク・ド・ムーロンというスイスの建築家の作品。あの北京のオリンピックスタジアム「鳥の巣」の設計でも知られる。
初めてこのビルを見たのは、ロンドン拠点から来た英人同僚と一緒に顧客訪問をした日の夜だった。
仕事の後、赤坂で一緒に夕食をとっている時に、東京に新しい革新的なビルができたので見に行きたいという話が出て、付き合うことにした。得てして、こういう東京新名所の情報は外国人の方が早く興味を持つケースが多いものだ。
夜も更けた青山の路地に現れたガラス張りの塊(カタマリ)、いや大きな衝撃を受けた。
鉄柱やコンクリートという従来建築のコンセプトを覆す全面菱形ガラスの集合体、初めて見た驚き。
ビル内の照明で、内部の様子も遠くから伺える。暗闇に浮かぶ金魚鉢か、いや人間の胎内がイメージされる何とも異様なビルにも思えた。
有名ブランドショップを具現化する「高級感」「斬新」「革新性」「洗練」「個性的」、色んな言葉が頭の中を渦巻く。一般人を容易に近ずかせぬ多少の「いやらしさ」もあるか。
思えば、どうもこのビルを見たことを契機に我が東京建築巡りは本格化したのであった。


by ptaro2009q2 | 2020-01-22 10:32 | 東京
南青山 (1)   自転車のある風景_b0408745_21121471.jpeg

普段は余り縁のない土地だが、偶には行ってみたい街・南青山。
斬新な建物や洗練されたセンスが漂うショップ等を眺め眼の保養をする。
路地を歩いていた時にビル入り口近くの店頭にさりげなく置かれた自転車が眼についた。
カッコイイ、何をやっても絵になる南青山、と言うと言い過ぎか。
インスタ映えするアイキャッチングなオブジェを置くのは今風だ。
此処はピザのレストラン。看板も外国風。
お値段が思ったよりもリーズナブルだったので、お八つに薄い生地のピザとコーラを軽く頂いた。
後で知ったがピザ好きのオーナーさんがニューヨークで2年ほど修行した後に開業したお店らしい。
1号店が代官山で、此処は2号店。
店名の通り、ワンスライスからピザを提供するNYスタイル、高い天井で開放感あるスペース、キッチンの様子がカウンター越しに見える内装はまさに映画の中のNYの雰囲気そのものであった。



by ptaro2009q2 | 2020-01-21 06:52 | 東京
上野 (6) アメ横 - 2  珍々軒_b0408745_07540483.jpeg

暮れの上野、アメ横で買い物をした後、上野公園をぶらぶら。
夜の帳が降りて、再びアメ横に戻って来た。ガード下に沿って歩く楽しさよ。
小腹が空いたので中華店の屋外席でラーメンをすすることにした。
珍々軒という創業60年以上のお店だという。
昭和中期から変わらぬ佇まいとシンプルな味、自分が生きて来た時代がぴったりと重なる。
日本の街角原風景、いつまでも変わらぬ姿で居て欲しい。


by ptaro2009q2 | 2020-01-20 08:23 | 東京