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カテゴリ:栃木( 6 )

栃木県栃木市 (6)

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「空き家問題」が深刻化している。
建物の老朽化だけでなく、人口減少、高齢化に伴う相続問題、地方の場合には更に人口流出が伴い、事態は刻々と進行拡大している。
栃木市に関しても何だか訪れるたびに人が住まずに放置されている家屋を目にする機会が増えて来た。中には立派な昔風の雰囲気ある家屋も少なくなく、思わず「モッタイナイ!」と呟いてしまう。
東京の谷中などでは古民家を再生活用した商店・飲食店が地元民だけでなく外国人観光客にも受けて盛況となったという話も聞くが、全国一般には様々な構造問題を抱えて事態の解決はそう簡単ではない。
個人的には、余り大きな声では言えないが実は「廃墟ファン」である。
廃れて行くもの、用無しになったもの、形も崩れ無残な姿となったもの等などへの惜しみない思い、歳をとった証であろうか。書店でも最近は廃墟廃屋を美しくドラマチックに撮った写真集が目につくようになって来て、足を止めて見るようになって来た。
対象としての廃墟は美に成り得ても、我が身やこの国の将来については不安しかない。
民間予想ではあるが、2033年頃には全国の空き家件数は2150万戸、なんと全国住宅の3分の1が空き家になってしまうのだそうだ。

by ptaro2009q2 | 2019-03-19 07:36 | 栃木

栃木県栃木市 (5)

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街歩きの愉しさは裏道にあり。
賑やかな表通りから裏道に入ると、往々にして全く違った街の表情に出くわすことがある。
地方都市だと尚のこと、大都市ではなかなか見られないその地方独特の風物に巡りあう意外性も愉しみのひとつである。
栃木市のメインロードをかなり歩いたところで、単純に同じ道を引き返すのもツマランと、裏道に廻り込んだところで見つけた木工所。
積み上げた材木の切り口、年輪が美しく魅入ってしまった。


by ptaro2009q2 | 2019-03-18 08:36 | 栃木

栃木県栃木市 (4)

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JR栃木駅から大通りを進むと蔵や大正ロマン漂う洋館など趣きのある建物が増えて来る。
心地よいタイムトリップ感。
15分ほど歩いたところで思わず歩を止めたのが、「五十畑(いかはた)荒物店」。
店舗の建物自体は明治中期の創建、土蔵造りの2階建、漆喰・板張りの壁、瓦葺の屋根で和風の趣きある佇まい、登録有形文化財に指定されているそうだ。
驚いたのは店頭に並べられたホウキやカゴなどの手造り道具の数々。
何ともレトロ感満載、ホウキの種類だけでも大小色々あるが、かなり凝った丁寧な手作り品は売り物というよりは芸術作品の域にあるようにも思えた。
自分の幼少時代には普通にあった生活道具を目にした懐かしさと嬉しさ。いつのまにか家庭から消えてしまった物が多いことにも感慨湧く。
携帯電話ショップや大型電気店が街角を席巻する現代、いつまでもこの店を守って欲しいものだ。
「案外こちらの自宅の掃除はダイソンのロボット掃除機だったりして…」などとツマラン想像しながらその場を去る。

by ptaro2009q2 | 2019-03-17 09:08 | 栃木

栃木県栃木市(3)

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「栃木市役所別館」
このライトブルーの配色には当初随分驚かされたものだ。
1921年(大正10年)竣工、木造2階建て。国・登録有形文化財。
玄関ポーチやバルコニー等、当時の役所建築の特徴が出ている建物であるが、やはり印象的なのは、この塗装であろう。
パステルカラーではあるが、一度見たら忘れられない奇抜かつ強烈な色。
驚きと同時に小さなトキメキを感じたことも否定出来ない。
原宿・竹下通りのアイスクリーム屋じゃあるまいし、最もお堅い市役所庁舎がこんな色使うかいな、という固定観念を嗤うような鮮やかさである。
何度も来ている栃木市であるが、この市役所別館のほかにも全く同じライトブルーの木造建築を見つけた時には更に驚いた。− 「栃木病院」とのこと。この色、市のシンボルカラーにでもなっているのだろうか。
とても愉快になって来た。
一見地味そうな栃木市民さん達ではあるが、なかなかどうして独特の色彩感覚をお持ちのようで興味深い。


by ptaro2009q2 | 2019-03-15 07:14 | 栃木

栃木県栃木市 (2)

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巴波川(うずまがわ)は、栃木県南部を流れる利根川水系渡良瀬川の支流。
その中心となる栃木市は、江戸時代以降、江戸と日光を繋ぐ物資の集散地として江戸との交易で隆盛を極めた。
川の両側には黒塗りの重厚な見世蔵や、白壁の土蔵群が残り、当時の繁栄ぶりを偲ばせている。
川には錦鯉が放流されており、船頭による舟歌が楽しめる観光舟が行き来する。
この川の景色は、同じ「小江戸」と呼ばれる千葉県佐原と実に良く似ているし、街並みまで広げると、洋館や蔵が並ぶ埼玉県川越を想起させる雰囲気もある。
しかし、他の「小江戸」に比べると、この栃木は大変静か。
これだけの美しい観光資源を有しながら、土産屋や飲食店がひしめくわけでもなく、ひっそりとしている。
歴史と文化が調和し、日常生活を淡々と送られている市民。
がつがつとした商売っ気も持たずにいる気質が実に好ましい。
市外から訪れる観光客も皆ゆったっり、穏やかな姿に見える。
心から癒される街並みである。

by ptaro2009q2 | 2019-03-14 06:58 | 栃木

栃木県栃木市 (1)

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最近の平日朝6時のお楽しみはNHK-BS の『にっぽん縦断 こころ旅』なる自転車旅の番組。(再放送)
視聴者からの手紙をもとに「昭和のプレイボーイ」「元祖・芸能界のモテ男」火野正平が自転車で日本各地を旅する。
手紙に綴られた思い出の地を訪れる正平さん、今年5月で御年70歳となるも自転車を漕ぐ姿なかなか若々しく、型にはまらぬワイルドな自由人ぶりも恰好良い。8年も続いている長寿番組、最近では登り坂を漕ぐ姿は流石に苦しそうだが、体力尽きるまで長く頑張って欲しいもんだ。
さて、本日放映の2篇で正平さんが訪れたのが 栃木県栃木市。
個人的にも大変好きな街、魅力的な街で、何度もリピートしている。
東京と日光東照宮を繋ぐ宿場町、栃木。
市内中心を流れる巴波川の舟運で栄えた町、栃木。
そして「恋」ならぬ「鯉」の町、栃木。
江戸、明治、大正、昭和、平成が混在する町、栃木。
写真は『とちぎ蔵の美術館』。
200年前に建てられた蔵を改修、美術館となっている。
訪問時に開催は、嘗て週刊新潮の表紙を描いていた『谷内六郎展』。
昭和の童謡が脳裏を駆け巡る。


by ptaro2009q2 | 2019-03-13 09:34 | 栃木