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丸の内 (23) 丸の内仲通り

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大学を出て当時預金量世界三指に入る米国銀行に入社。
以降20年近くは丸の内が勤務地、若き時代は此処でサラリーマン生活を送った。
(初めて社会人生活を始めた会社の住所が「丸の内一丁目一番地」だったのは、チョットだけ自慢なり。)

一線を退いた現在からすると、丸の内は近くて遠い、いや随分と遠く敷地の高い地になってしまった。
それにしても驚くのは街の変貌ぶり。
この地区の重鎮のような存在だった丸ビルが高層ビルに変身したのを皮切りにビルの高さ制限が緩和したのか、新入社員の頃にはまだ出来て間もない大銀行や超一流企業の本社ビルが次々に取り壊され新たな超大型高層ビルとなる。
おいおい現役引退まだ早いよ、というビルまでも高速回転スクラップ&ビルトの対象となる始末。
興銀本店ビルや銀行協会ビルなど建築的に特徴のある個性派ビルが消えたことも寂しい。
最近では、この界隈では群を抜く高さ・威容を誇っていた東京海上ビルも遂に建て替えとなるという。
時代の流れの速さ、チョット速すぎるヨ。

写真にある「丸の内仲通り」は今や世界のブランドショップが並ぶ華やかさぶり。
様々なアートが路上各所に設置されて、歩く者の目を楽しませる。
外国人ビジネスマン・観光客も多く、此処が東京であることを忘れさせるほど。
夜にはイルミネーションの花が咲き、瀟洒で洗練された景観は、今や世界でもトップクラスの「素敵なストリート」となっていると実感。
嘗て週末にもなると殆ど人が歩いていなかったあの閑散さ、無味乾燥さか懐かしい。

by ptaro2009q2 | 2023-02-07 11:14 | 東京

東京、日本、世界の街歩き


by ptaro2009q2