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近江八幡 (1) 安土城 摠見寺

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NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』初回放映をこの19日に控え、世は一寸した明智光秀ブーム。
TVでも光秀を特集した番組が増え、また書店でもやはり光秀本・雑誌が花盛りの態をなしている。
そういう自分自身も、此処3年ほどで数え切れないほどの信長もの・光秀ものの小説・雑誌を読んできた、ちょっとした「本能寺の変マニア」であるが、どちらかというと天才と狂気が紙一重の信長よりも心優しき秀才・光秀に思い入れを持つ。
関連ネタとなるが、6年ほど前に初めて念願だった安土城跡を訪れた。その後も3度ほどリピートしている。
安土城は、織田信長が琵琶湖東岸の安土山に建造させた山城。
5層7重の天守は金箔に覆われ、狩野派による障壁画で飾られたという。武将・政治家としての信長ではなく、アーチスト信長の芸術センスが垣間見られるこのお城は建築ファンの立場から見ても興味深い対象である。
全国から腕利きの大工が集められ、信長の厳命により僅か3年で建造されたものの、完成後3年で焼き討ちにあい消失したという 「幻の城」なのである。
本能寺の変の後まもなく、謀反を成功させた光秀は主君の居なくなったこの安土城を訪れていた。
さて長い長い石段を登り、頂上の天守(信長は「天主」と呼んだ)を目指す。
途中、信長の家臣であった秀吉らの棲家跡などもあり興味深い。また、山本兼一著の小説「火天の城」や同名の映画でも取り上げられていたが、大小の立派な石垣が散見され城建築当時の作業にあたった人々の苦労ぶりが偲ばれた。
1時間ほどの寄り道の多い「登山」のすえ、琵琶湖を一望する天主跡に立つ。
400年強前に信長が住んだこの場所に自らの身を置いた感動はやはり大きかった一方、信長の消長によっては日本全国の首都となり大きく繁栄する可能性があった安土山とその周辺、そして余りにひっそりと殆ど手付かず状態となっている城跡の現実がとても不思議であったことを覚えている。
写真は、安土山中腹にある摠見寺三重塔。
こちらも周りは草ぼうぼう、建物も当然かなり経年劣化していた。強者どもの夢の跡なり。

by ptaro2009q2 | 2020-01-17 08:00 | 滋賀