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葛飾柴又 (2)

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月刊誌 『東京人』、東京の街歩きを好んでやっている人間にとっては絶妙のテーマ、琴線に触れるシーンを取り上げて呉れる我がお気に入りの雑誌である。
発売されたばかりの最新号、特集は『寅さんと東京』。
12月27日に50作目の新作映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』が封切りされることに因んだもの。
同作では、過去シリーズ49作をデジタル修復して寅さんを復活させる。大変楽しみだ。
『東京人』の巻頭、山田洋二監督と画家の藪野健さんの対談が抜群に面白く、テーマの「不寛容な時代はこの厄介な男をどう迎えるか」が第一作から50年を迎えた今、タイムリー。確かに、昭和後期、規制も何もが緩かった時代でさえもはみ出し者だった寅さん、窮屈な現代に生きていたら居場所はあったのか、しみじみと読ませてもらった。
写真は柴又駅前の寅さん像。なかなか格好良い。
少年時代からリアルタイムで見ていた『男はつらいよ』、昨今もTVやDVDで繰り返し全編を見ているので、ストーリーやセリフまで暗誦出来るほどであるが、見るたびに新たな発見があり、寅さんの人物像も少しづつ変わって来た。最近は寅さんの人情の厚さや純情さにじんと来て涙腺崩壊、大泣きさせられることが多くなって来たもんだ、
決してただの「厄介な男」ではない。

by ptaro2009q2 | 2019-12-05 06:34 | 東京

東京、日本、世界の街歩き


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