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池袋 (1) 立教大学

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都内あちこちを歩いているが、池袋にはこれまで余り足を運ぶことはなかった。
しかしながら、池袋が近代建築の隠れた宝庫であることを最近再認識させられた。
テレビ東京、土曜日夜10時の美術番組『新・美の巨人たち』、2月ほど前に放映された池袋名建築特集、明治、大正、昭和、平成を代表する名建築として自由学園明日館、雑司ヶ谷旧宣教師館、サンシャイン60、そして豊島区新庁舎を紹介していた。
この番組に思わず反応して、早速翌週にはこれら4軒を含む池袋建築・巡礼の旅に出た次第である。
世界の巨匠フランク・ロイド・ライトの自由学園を初めて生で目にした時には端正な幾何学模様、深い感動・幸福感に包まれた。
さて、同番組では触れられなかったが、池袋駅西口から徒歩10分足らずの立教大学にも足をのばしてみた。
思えば立教大学、やはりこれまで訪れることもなかった未踏の地。
キャンパスの門を過ぎ一歩中に入るや、その美しさに感嘆した。息を飲んだ。
一面広がる芝生の先に鎮座するツタの絡まるレンガ館、何とも優雅で美しい映画の世界。
大混雑、夥しい人の群れが移動するターミナル駅・池袋の雑踏が嘘のような非日常の舞台。
ロンドン郊外でもこのようなツタの絡まる綺麗な校舎を目にしたことがあったが、日本にもかくも美しい校舎があったとは。この学び舎で勉学に勤しむ学生さんを心底羨ましく思った。
余計な話ではあるが、立教の卒業生としてすぐに浮かぶのが、あの長嶋茂雄氏。
いまだ我が人生の三大ヒーローの一人であるが、この美しいキャンパスと長嶋氏を結びつけるイメージは正直余り湧かなかったなあ、長嶋氏の在籍が経済学部経営学科であったことは今日初めてネットで知った。

by ptaro2009q2 | 2019-10-21 10:20 | 東京

東京、日本、世界の街歩き


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