「表参道」、明治神宮への参道と言うよりは 今やパリのシャンゼリゼ通りを思わすお洒落なショッピングストリートとして著名。高級ブランドの旗艦店、有名店だけではなく新進気鋭の個性豊かな店やレストラン、カフェも多く東京の中でも異彩を放つ地区である。
一方、個人的には聊か生理的に全てを受け入れる気にはなれない街。センスの良さ、個性の強さを誇示するかのような佇まいには一瞬感心はするものの、引いてしまうことも少なくない。言ってみれば、「思い入れ」が出来ないのである。
華やかなメインストリートから中に入り、人通りも少ない閑静な半ば住宅街のような区域へ足を運ぶとホッとする。
街歩きはやはり「ココロ静かに」が宜しいようで。
そんな閑静な路地を歩いている時に見つけたお店 (確かレストラン) の小さな看板。
瞬間的に絵の女性の、実に自然な包容力とユーモアに打たれ、思わずシャッターを切った。
この看板だけで店での食事は豊かなものになるのではないか。
今思い出そうとしてもどの辺で遭遇した店か憶えていない。
まだ現存しているかどうかも分からないが、一度探しに行こうかと思っておる。