
英エディンバラ公フィリップ殿下死去の報。99歳、大往生。
昨晩将棋「叡王戦」藤井聡太二冠vs広瀬章人ハ段の生中継観戦中に流れて来るコメントで知って驚いた。
70年以上に渡りエリザベス女王に寄り添い精神的に支えて来た方。事前活動家として社会貢献に取り組み英国社会に大きな影響を与えた。個人的には、テニス・ウィンブルドン大会の表彰式に毎度出席されてプレイヤーを称えるだけでなくボールボーイ達を労う優しい笑顔が忘れられない。ご冥福をお祈りいたします。
何かと難しい事態続く英王室御一族… 最大の理解者であり心の支えでもあった殿下を失ったエリザベス女王が心配であるなあ。
さて殿下が亡くなった地がロンドン中心部から西へ約40kmにある「ウィンザー城」と知り思わず反応した。
確かエリザベス女王の週末のお住まい処として知られるお城である。
もう8年前の9月、今はドイツの大学院生をやっているひとり娘がロンドンでの大学生活を開始するにあたって夫婦一緒に渡英した際、三人で日帰り旅行へ行った地として我が記憶に刻まれている。家族三人での旅行はこれが最後という一寸切ない思い出の旅行でもあった。
城内は、11世紀に遡る要塞だけではなく、その後の時代時代で流行した建築様式の歴史的建物が多数並ぶ。また、歴史ある英国王室が誇る荘厳にして華麗な美術品、装飾品、そして嘗ては世界の七つの海、五大陸を制した大英帝国の栄華を誇るかのような数々の戦争関係のコレクションを見学できた。
世界を制した国の繁栄の断片を見た感動は今でも忘れられない。